熊本障害年金サポートセンター │ 運営:たびら社会保険労務士事務所

熊本障害年金サポートセンター

障害年金の専門家が丁寧にサポートいたします!:全国対応可

096-221-1318

電話受付時間 : 9:00~20:00 :土日祝日も対応します!

メール対応は24時間受け付けております。

お問い合わせはこちら

《第1,071回》慢性腎不全で障害基礎年金支給決定 【障害年金】

こんにちは(^O^)/

今日も朝から電話での相談がありました。
請求をお考えのご本人ではなく、
県外にいるご兄弟のことについてのご相談でした。
こういったご本人様以外からのご相談というのも、
そんなに珍しくありません。
ご両親、お子様、ご兄弟、恋人、友人、会社の同僚等々。
勿論、ご本人様からのご相談が一番なのは言うまでもないことですが、
様々なご事情でご本人以外の方が代わりに相談されるのも、
私は非常にいいことだと思っています。
お気軽にご相談下さい。

さて、年末の嬉しいご報告の2つめについて。
10月末に障害基礎年金の請求をしていた案件について、
無事に2級での受給権が認められたとのお電話を頂きました!
初診日の問題で頭を悩ませた案件だっただけに、
この連絡は非常に嬉しかったですね(^-^)

今回の案件は慢性腎不全での障害基礎年金の請求でした。
既に週3回の血液透析を施行中でしたので、
障害の状態としては2級相当。
請求のキモは初診日が証明出来るか否かにありました。

私から詳しくヒアリングをしたところ、
10年以上前に県外の病院を受診したのが最初であることが分かりました。
前記の通り障害の状態としては2級相当なのですが、
初診日が相当に古いことが少なくありません。
さらに、今回は初診の病院(A病院とします)に問合せても、
カルテは既に廃棄してありました。

しかし、ご本人様に聞いたところ、
熊本の引っ越す際にA病院から紹介状を書いて貰っていることが分かりました。
2番目の病院(Bクリニック)は今は受診していませんが、
受診しなくなってから2年も経っていませんでしたので、
普通に紹介状が残っており、かつ紹介状に初診日が書いてあれば問題ありません。
まあ大丈夫だろうと高を括ってBクリニックで受診状況等証明書を書いて貰いました。

紹介状が添付されており、
かつ、そこにA病院の初診の病院の初診日が書いてある。
普通はこれで問題なしなのですが、受診状況等証明書に気になる記載が。

「3〇歳時より血圧上昇、その後徐々に腎機能悪化」

因みに”3〇歳”の時はA病院を受診した3~4年前になります。
そこで、ご本人様に3〇歳時にどこか病院を受診していないかと尋ねたのですが、
A病院より前に受診したことはないことが分かりました。
では何故3〇歳時云々とわざわざ受診状況等証明書に書かれていたのか?
それを確かめるべく、再度Bクリニックを訪問し作成した医師に尋ねたところ、
この方はその後にC病院に入院していて、退院後にまたBクリニックに戻って来るのですが、
そのC病院で書かれた退院サマリが情報提供されており、
その内容に基づいて書いたとのことでした。
※退院サマリーとは、入院患者の病歴や、入院時の身体所見、検査所見、入院中に受けた医療内容についてまとめた記録のことです。

そこで、Bクリニックにお願いしてその退院サマリのコピーを頂きました。
それと大体同じくらいのタイミングでご依頼者様からお電話があり、
3〇歳というのは会社を退職した年て、
退職までの数年間、何度か健診で尿蛋白の指摘があったことが分かりました。
※その他退院サマリに書かれていた内容を色々と確認して矛盾がないことが分かったのですが、
この点については省略いたします。

そこで、私から〇歳時のこと、Bクリニックでのやり取りのこと、
C病院の退院時サマリの要約、ご本人様の記憶のことなどを書面にまとめて、
年金請求書に添付して提出いたしました。
※勿論、C病院の退院サマリも添付していることは言うまでもありません。

それから2ヵ月後、今回の嬉しいご報告に繋がりました。

『人工透析は2級なので、誰がやっても結果は変わらない筈だ』

そう考えている方は少なくないと思います。
しかし、今回のように初診日が相当に古く、
カルテが残っていない場合も多々あります。
また、受診状況等証明書に代わる資料の添付があれば認められることもありますが、
あくまでもその内容によりけりです。
なので、今回のように初診の医療機関の紹介状があったからと言って、
手放しに喜べるものではないケースもあります。

その場合は他の資料を添付したり、
内容がややこしければ説明文を付ける等の工夫が必要な場合もあります。
この辺りの判断は、中々一般の方では難しいものです。

障害年金の請求をするのは恐らく一生に一度のことだと思います。
勿論、失敗しても不服申立てや再請求(請求のやり直し)は可能です。
ですが、最初の請求よりも間違いなくハードルが上がりますので、
一発勝負という気持ちで臨むべきなのです。
今回の請求にしてもご本人様がご自分でやっていたら、
恐らく失敗していたことでしょう。
(一般の方が太刀打ち出来るレベルではありませんでしたので。)

後で後悔しない為にも、
先ずはお気軽にご相談頂きたいと思います。

Return Top