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《第1,069回》今年も1年大変お世話になりましたm(__)m 【その他】

おはようございます!

昨日の事になりますが、障害年金支給決定のご連絡を2件頂きました。
1つが精神疾患、1つが腎疾患の案件で、
どちらも請求の過程では頭を悩ませた案件だっただけに、
この連絡には非常に嬉しく思いました(*´ω`*)
※これらのことについては、また年明けにでも書きたいと思います。

さて、今年も残すところ今日1日となりました。
皆様にとって平成29年はどのような年だったでしょうか?
私の方も仕事面もプライベートも色々ありました。

まずは障害年金について。

今年も様々な方々の案件に関わることが出来ました。
その中でもまず思い出されるのは、
不服申立てを経て2年以上掛かって認定された2つの案件です。

1つは人工関節を挿入されている方の障害厚生年金の案件でした。
人工関節を挿入している場合は、障害の状態としては3級相当と判断されます。
初診日が厚生年金期間中にあれば問題なく認定される今回の案件。
しかし、その為には社会的治癒の状態にあったことを証明する必要がありました。

社会的治癒を立証する資料等が十分に集まらなかったこともあり、
当初から苦戦は予想されましたが、結果はやはり不支給決定。
それから審査請求、再審査請求を経て、ようやく認定の運びとなりました。

本当に大変な案件でしたが、苦しい中でも最大限の主張をしたことが、
今回の結果に繋がったのではないかと思います。
それと、当たり前のことですが、ご依頼者様が最後まで諦めなかったこと、
これが最大の要因です。

この方と丁度同じくらいの時期に、やはり非常に難しい案件を抱えていました。
…で、度重なる返戻の末、結果は不支給。
しかし、その方はその時点で諦めてしまわれました。

私も何の根拠もなく、審査請求などを勧めることはしません。
逆立ちしてもどうにもならない案件もありますし、
意味もなくご依頼者様の気を持たせても何の意味もありませんので。

ただ、可能性があるのであれば、やはり最後まで戦いたいというのが私の本音です。
難しい案件ほど長期戦になる可能性を否定出来ません。
なので、その辺りは覚悟してご依頼を頂きたいと思います。

それと、もう一つの案件ですが、非結核性抗酸菌症という呼吸器の疾患の案件でした。
この方の場合も在宅酸素療法を施行されていませんでしたので、
当初から苦戦が予想されました。
結果はやはり不支給。
その後、直ぐに審査請求を行いました。
(ここで窓口担当と一悶着あったのですが、これについては割愛いたします。)

審査請求後1年半程経ったある日、
不支給決定とした原処分を取り消す旨の通知が来ました。
結果を受けて久しぶりにその方とお会いしたのですが、
一時期よりもふっくらとして調子も良さそうに見えました。

私の方からは、不支給を変更するのだから支給決定しかないこと、
年金証書が送られて来るまでに、数ヵ月待たなければならないことなどを説明しました。

「また、ご飯でも食べに行きましょうね」

そうお話をした1週間後、その方の訃報を聞くことになるとは、
その時は全く予想だにしませんでした。
非常に驚きましたし、残念でしたし、
兎に角信じられませんでしたね。

現在、その方の奥様のお名前で、
未支給年金という形で請求を行っています。
ご自身は勿論、ご家族の為でもあった今回の障害年金請求。
予想だにしない形になってしまいましたが、
一日も早くご遺族に未支給年金が支給されることを祈っています。

その他、地元の社労士から受任を断られ、
初めて2級により障害厚生年金1級が認められた感音性難聴の案件。
最初にお会いした時の感想では「2級には届かない」と思った、
障害基礎年金2級が認められた多発性硬化症の案件。
本来よりも症状が軽めに医師に伝わっていたことから苦戦を強いられた、
障害基礎年金2級が認められた持続性気分障害の案件。

その他、沢山の方に年金証書を届けることが出来ました。

一方で、初診日がどうしても見つからずに悔し涙を飲んだ、
慢性腎不全の案件もありました。

全ての方に受給権が認められるようにしたいのですが、
それを実現させるのは現実問題として非常に困難です。
なので、頑張ったけれども悔しい思いをすることもあります。
それでも、私を頼ってくださる方がいる限り、
精一杯頑張っていますし、来年も勿論頑張ります!

それと、社労士試験について。

先ずは合格率が6.8%と、従来のものに近づいたことで私もホッとしました(*´ω`*)
というか、昨年(4.4%)と一昨年(2.6%)は何だったのでしょうか?
年によって極端に合格率や合格者が違うのはいかがなものなんですかね?
今後は従来の合格率(7%~8%程度)に落ち着くことを望みます。

試験内容そのものとしては、一時期よりも難問や奇問は減っている気がします。
なので、受験生の方々はあまり手を広げず、
基本をしっかりと勉強して頂きたいと思います。
ただ、減ったとは言え、
「こんなの誰も勉強していないよ!」
というような問題が毎年出題されるのが社労士試験。
そして、特に鬼門となるのが選択式試験ですよね。

私も講義の中では、
「最後は国語の問題です!」何て話すこともある通り、
日本語としてすっきりするものを選ぶことが重要です。
勿論、これだけでは太刀打ち出来ない問題もあります。
先ほど基本が大事と書きましたが、
基本がしっかりとしていればその知識をベースにして考えることで、
難問にも対応できることもあります。

今年悔しい思いをされた方。
受験の経験者に得てしてありがちなことですが、
経験者は初学者よりも実力がありますので、
変に細かい点に拘った勉強をされる方が少なからずいます。
ですが、基本問題で勿体ないことをしているケースが非常に多いです。。

社労士試験の合格ラインは6割~7割程度ですので、
基本がしっかりと出来ていれば大丈夫です。
間違った勉強法に手を出さずに、しっかりと基本を身に着けて下さいね。

最後にプライベートの部分も書こうと思いましたが、
かなり長くなってきましたので止めておきます(^^ゞ
ただ、私は社労士である前に3人の子供達の親でもあります。
子供達が3人とも元気で明るく過ごせるように願っていますし、
その為には来年も仕事をしっかりと頑張ります!

私の今年のことを長々と書いてしまいましたが、
皆様にとってこの1年はどのような年でしたでしょうか?

いい1年だったという方も、あまりいい年ではなかったという方も、
来年が素晴らしい年になることを祈念して、
今年最後のブログを終わりたいと思います。
(最近、ブログの投稿が減っていますので、来年はもう少し頑張ります(^^ゞ)

平成29年12月31日 
田平 篤史

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