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《第1,073回》最近、レベルの低下が気になります…② 【障害年金】

こんにちは(^O^)/

寒かった先週末から一転して温かくなった今週初め。
でも、今日はちょっと肌寒いですよね?
こんなに短期間に気温差があると体調を崩しやすくなってしまいます。
私も今、何となく頭が痛いなと感じています(^_^;)
皆さん、体調管理には重々気を付けましょう!

さて、前回の続きから。

【上手く行かなかった場合】
⇒この場合は代理人である社労士に決定書(再審査請求の場合は裁決書)が届き、
そこに棄却や却下と書かれています。
ただし、本人に対しては何の通知も届きません。
社労士から本人に連絡がないと、本人は知る術がない訳ですね。

要するに、上手く行く場合は何らかの通知が社労士および本人双方に届くが、
上手く行かなかった場合は社労士のみに届くということですね。

ここまで説明して、相談者の方は説明には納得をしていましたが、
いい加減な回答をした社労士に対してはやはりご不満のようでした。

「何でこんないい加減なことを言うんですかね?」

これについては、下記2つのいずれかだと考えられます。

①不服申立てをそもそもやったことがない。
②不服申立てをやったことはあるが成功したことがない。

要するに、こんないい加減なことを言うのは、
成功したことがないからなのは言うまでもありません。
成功例があれば、そうじゃないことは実体験として分かっている筈ですので。

勿論、①②共にそのことが悪い訳ではありません。

例えば①については、
初めてやる場合はやったことがないのは当たり前のことです。
では、初めての場合は上手く行かないかというとそうとは言い切れません。
私の例で恐縮ですが、社労士として駆け出しの頃、
初めて審査請求をした案件がありましたが、この時も無事に容認されましたので。
要するに、不服申立ては簡単ではありませんが、
きちんと主張すれば十分認められる可能性はあるんですね。
後は適切な知識を持っているかどうかの問題です(この辺りは努力でカバーできます)。

②についても、単なる経験不足であれば前記の内容と同じです。
不服申立てをやっていく中で知識や実力を付けていけば、
いつかは認められる日が来るでしょう。

ただ、適切な知識がない場合はそうは言えません。
適切な主張が出来なければ何度やってもいい結果に結びつけることは出来ないでしょうし、
いい結果に結びつける為には、当然それなりの知識が必要となります。

ただ、相談者に聞く限り、
依頼している社労士はそれなりの件数もこなしているようでしたので、
経験不足という訳ではなさそうです。
そうなると、単に実力不足だと言わざるを得ないことになります。

近年、障害年金を専門とする社労士が増えています。
そのこと自体は全く悪い事ではありません。
健全な競争は業界の発展にも寄与しますので。

ただ、問題は競争の仕方。
安易な価格競争が行われている実態があります。
勿論、社労士に支払う報酬額は決して安いものではありませんので、
少しでも安い方が私達を使う側の依頼者にとっては有難い筈です。
しかし、それで質を落としては何にもなりません。
何にもならないどころか、返って不利益を被ることにもなり兼ねないのです。

社労士に頼んだけれどもあまり動いてくれない、
言っていることが信用できない、
(結果として)上手く行かなかった…等々。

私の元には何人もの方からこういったご相談が届きます。
そして、こういう相談をされる方の大半はこうも仰います。

「やっぱり安いところは良くないんですかね?」

残念ながら、今回の相談者の方もそう仰っていました。

勿論、安いのが全てダメだという訳ではありません。
価格は抑えても、適切な知識と経験を兼ね備えて、
きちんと親身に丁寧にやっているところもあるかも知れませんので。
ただ、値段で決めるというのは絶対に止めた方がいいと思います。
安かろう悪かろうは、何の業界にも言えることです。

価格が安いのは魅力かも知れませんが、
そこだけで決めて後悔している方が多いのもまた事実です。

初回相談はどこの事務所も無料になっていると思います。
そこで社労士とじっくりと話をしてみて下さい。
疑問があれば全てぶつけてみて下さい。
どこまで動いてくれるのかを明確にして下さい。
その上で社労士を選ぶようにして下さい。

今回のブログのようなレベルの低い話を聞くことがあること、
それによって実際に不利益を受けた依頼者からの相談を受けることがあること、
また、これらと安易な価格競争が無関係とは言えないこと、
正直、辟易としています。

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