《第1,082回》残念ながら一般の方では難しいでしょう…(社会的治癒)① 【障害年金】
こんにちは(^O^)/
先日は長男の入学式でした。
私と同様に体の小さい長男。
不格好なでっかいランドセル姿が何とも微笑ましかったですね(^^)
そう言えば、仲のいいお友達と一緒のクラスに決まり、
本当に嬉しそうでした。
永遠のように感じるこれからの長い6年間。
色んなことを経験して、
沢山の友達を作って欲しいと思います(*^-^*)
さて、今回のタイトルは『残念ながら一般の方では難しいでしょう…(社会的治癒)』です。
幣事務所に度々相談があるのが、この”社会的治癒”についてのご相談。
実際、今も2件社会的治癒がらみの案件を抱えています。
私もお受けする際には気合を入れて臨みますし、
ご依頼者様にもそれなりの覚悟を持って欲しいとお願いしています。
…で、たまにあるのが自分で社会的治癒がらみの請求をやろうとしているので、
部分的な質問をしてくるケース。
そこで私がお話していることは、
「残念ながら一般の方が手に負えるようなものではない」
ということです。
まあ、ここで話が終わってしまうと、
「お前は商売だからそんな適当なことを言っているのだろう」
というような捉え方をされる人もいますので、
今回は何故そう思うのかを書きたいと思います。
①年金事務所に聞いてもどうにもならない。
⇒通常の請求であれば年金事務所に行けば、
とりあえずどのような書類が必要か等は教えてくれます。
なので、多少の労力は掛かっても何度も年金事務所に通って説明を受ければ、
余程難しい案件でない限りご自身で請求をすることは可能です。
※あくまでも申請まで漕ぎ着けることが可能という意味に過ぎません。
それで認定されるかどうかは別の問題です。
ですが、社会的治癒は完全にイレギュラーなやり方です。
また、「こうすればいい」というようなマニュアル的なやり方も存在しません。
要するにケースバイケース、自分でやり方を考える必要があるのです。
なので、年金事務所に社会的治癒絡みの請求方法を聞いても、
どうにもならないと言えるでしょう。
②認められるものではなく、認めさせるもの。
⇒このブログで何度も書いている通り、初診日は非常に重要です。
そして、初診日が何十年前であろうと、
原則としてその証明ができなければ障害年金は支給されません。
一方で社会的治癒が認められると、
社会的治癒後に初めて受診した医療機関が初診日となります。
①でも触れた通り、完全にイレギュラーなやり方であり、
当然のことながら簡単に認められるものではありません。
要するに、ある期間について社会的治癒の状態にあったことを主張し、
これを認めさせる必要があるのです。
そして、それだけの主張をするからには、それなりの根拠と証拠が必要です。
要するに、それなりの前準備が必要だということです。
③それでも簡単には認めてくれない。
⇒②で触れた通り、それなりの根拠と証拠を基に適切な主張が必要となります。
では、それらが揃えば簡単に認められるかというと、答えはノーです。
私の例で恐縮ですが、社会的治癒絡みの案件をこれまで5件扱っています。
ですが、すんなりと認められたのは1件だけ。
他の4件については、審査の途中で書類が戻って来ました(これを返戻と言います)。
そして、その返戻の際に色々なことを言って来ます。
追加で資料の提出を求められたり、
主張している内容についての質問があったり、
中には「どんなに古くても最初に受診したところが初診日ですよ」
みたいなことを言われたこともあります。
もう少し書きたいことがあるのですが、
ちょっと長くなって来ましたので続きはまた次回(^O^)/