《第995回》障害年金を知ったきっかけは? 【障害年金】
こんばんは(^O^)/
今日は熊本市内の某病院に受診状況等証明書の作成依頼に行っていました。
初診日が約10年前だったので、
先ずはカルテが残っているかどうかを尋ねました。
「カルテが残っていました」
窓口の方の回答に心の中でガッツポーズ!
(流石に病院の窓口で、実際には出来ませんよね(^_^;))
勿論、受診状況等証明書が出来上がってみないと何とも言えないのですが、
ホッと胸を撫で下ろした木曜日の朝でした(*^-^*)
さて、今回のタイトルは『障害年金を知ったきっかけは?』です。
幣事務所では、手続きが全て終了した方を対象に任意のアンケートを実施しています。
これは、請求手続きの過程において、
私の対応等がどうだったかを教えて頂くために行っているものです。
(それによって、その後の対応の改善を図ろうと考えています。)
その中で”障害年金のことをどこでお知りになりましたか?”という項目があります。
いくつかの選択肢を予め示しておいて、
該当するものに〇をつけて頂いているのですが、
その内訳(%)は次のようになりました。
A.前から知っていた(16.3%)
B.友人・知人などから聞いた(26.5%)
C.ケースワーカー・ケアマネージャーなどから聞いた(12.2%)
D.インターネットで知った(32.7%)
E.新聞・テレビなどで知った(0.0%)
F.市区町村役場や年金事務所で知った(2.0%)
G.その他(10.2%)
まず、これを見て思ったのが、
「前から知っていた」と答えた方が16.3%しかいなかったことです。
この制度の認知度の低さについては、
以前からこのブログでも取り上げて来ました。
測らずしもそれを立証する結果となってしまった訳ですね。
…で、最も多かったのが「インターネットで知った」というもの。
実に3人に1人はネットで知った訳ですね。
勿論、IT社会ですので必要な情報をネットで得ることはごく普通のことです。
しかし、今回の質問は”知ったきっかけ”ですので、
たまたまネットで見つけたということなんですね。
次に多かったのが「友人・知人などから聞いた」です(26.5%)。
私も日頃の相談の中で、
「入院中にたまたま同じ部屋にいた人(患者)から聞いた」
という話は何度も伺っています。
また、「私の友人の件ですが」といったご相談も何度も頂いております。
皆さんの周りにも、
病気に罹患してなかなか働けないという方はいらっしゃるのではないでしょうか?
そうであれば、是非このような制度があることを教えてあげて欲しいと思います。
それと、ちょっと残念だったのが、
「ケースワーカー・ケアマネージャーなどから聞いた」が12.2%しか無かったこと。
これらの方は、日ごろ患者さんと関わる機会が非常に多い筈です。
なのに、そこから聞いたという人が余りにも少なすぎるのではないでしょうか?
「医者も相談員も、知っているなら教えてくれればいいのに」
以前、お手伝いをさせて頂いた方の言葉です。
本当にそう思います。
詳しい内容が分からないのは仕方がないと思いますが、
最低でも「こういう制度がありますよ」位は教えてあげて欲しいものです。
以上がアンケート結果を踏まえての感想です。
以前よりは障害年金の認知度も上がったと言われますが、
それでも「初診日が10年以上前」といったご相談は後を絶ちません。
知っていれば権利を行使出来たのに、
知らないがばかりに不利益を被っている。
そういう方が非常に多いと思います。
障害年金を請求するかどうかは本人が決めればいいことです。
ですが、知らないことにはその選択すら出来ません。
まだまだ認知度が低いこの制度。
少しでも知って貰えるように、微力ながら今後も声を上げていきたいと思います。