《第1,028回》そういう事言っちゃダメでしょう! 【障害年金】
こんばんは。
今日はあるご依頼者様とお会いしていました。
書類が全て揃ったということで、書類の受け取りと申請書類に書名捺印を頂きました。
最初にご相談を頂いた時、
正直認定される可能性は高くないと思っていました。
(症状がそれ程重くないと思っていたんですね。)
それが、診断書作成依頼に際して色々とヒアリングをしてみると、
日常生活では凄く大変な思いをされていることが分かりました。
それを手紙にしたためて医師への情報提供とし、
結果、しっかりとその方の状態を反映した診断書が出来上がりました。
相手の言葉をしっかりと引き出すヒアリング力が大切であることを、
改めて勉強させて頂いた今回の案件でした。
(明後日提出の予定です。)
さて、昨日のことになりますが、
ある方から障害年金のご相談がありました。
その方は線維筋痛症というご病気に罹患されていて、
私のホームページの中にこの病気で認定された方の事例が掲載されていたので、
電話を掛けてみたとのことでした。
…で、暫くお話をさせて頂いたのですが、
その中で仰っていたことが非常に残念なことでした。
実はこの方は私に相談をされる前に、
何人かの社労士に相談をされていたそうです。
しかし、ご自身が”繊維筋痛症”だと伝えたところ、
「その病名では認定されません」と言わたそうです。
線維筋痛症だと無理なんだ、と諦めかけていたた矢先、
たまたまネット上に先ほどの事例を見つけたそうです。
「線維筋痛症でも認定されることがあるんですね」
そう仰るご相談者様。
これに対して私がこれまで4件線維筋痛症の方の障害年金請求を行って、
3件は無事に認められていること、
あと1件は先日提出したばかりなので、現在審査中であることを伝えました。
(因みに、その審査中の案件も多分認定されることも伝えました。)
「そうなんですか!」と言って驚かれていましたが、
考えたら無理もないですよね…。
何件も「線維筋痛症では無理」と言われ続けていたんですから。
誤解のないようにして頂きたいのですが、
私は自慢の為に今回のブログを書いている訳ではありません。
確かに線維筋痛症での障害年金の請求は難易度が高いと思います。
ですが、しっかりと知識を持って注意すべき点には注意をし、
やるべきことをちゃんとやっていれば、しっかりと認定される疾患でもあります。
いい加減な社労士がいい加減かことを言うことによって、
障害年金を請求するという一つの選択肢を奪ってしまうことになり兼ねないんですよ、コレって。
近年、障害年金に携わる社労士が増えて来ています。
このことは何ら悪い事ではありません。
健全な競争は業界の発展にも繋がりますし、
また、障害年金の知識を持たない一般の方がやみくもにやったら、
残念な結果になり兼ねない案件も多数存在します。
線維筋痛症のような難しい疾患こそ、
社労士がしっかりと関わって行かなければならないと私は思うんですけどね…。
本当にがっかりしました。