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《第834回》平成27年度社労士試験の総括と今後の学習について 【社労士試験】

こんばんは(^O^)/

今日は次女の出生届けを役場に提出して来ました!
住民票も出来て、晴れて日本国民として登録されたことになります。
何てことない単なる届出なんですが、何だか嬉しかったですね(#^^#)

さて、今日で11月も終わりです。
明日から12月に入るのですが、どうしても書いておきたかったことがあります。
11月一番のイベント、それは社労士試験の合格発表です(関係ない方はすいません(-_-;))。
これについての総括をまだしていなかったので、
ギリギリ11月の今日に(遅ればせながら)私の考えを述べたいと思います。

先ず、合格率ですが、驚異の2.6%(昨年は9.3%)!
超難関資格の司法書士試験の今年の合格率が3.9%だったことを考えると、
この数字がいかに異常であるかが分かると思います。
また、合格者数は僅か1,051名(昨年は4,156名)!
昨年の4分の1しか合格者がいないという、これまた異常事態だと言わざるを得ません。

流石にこの数字が今後も続くとは思えません。
何故なら、これまでの傾向(合格率7~8%前後、合格者4,000人±500人程度)から考えるに、
余りにもかけ離れた数字だからです。
この数字は驚き以外の何物でもありませんね。

それと、試験の難易度。
先ずは選択式の感想ですが、難しかったですよね?
近年は難易度が高い傾向だったのですが(昨年は例外的にそうでもありませんでしたが)、
今年もやはりといった感じでしょうか?

次に合格基準点の引き下げ(いわゆる救済措置)。
今年は労一、社一、健保、厚年の4教科について2点救済が図られました。
個人的には労一の引き下げが行われたのが意外でした。
何故なら、労一は毎年難易度が高い割には、何故か救済が図られない科目だったからです。
※因みに、私も労一での足切り不合格を経験しています(^_^;)

今年の救済教科の4科目のうち、そんなに難しくなかった厚年が入っていたのも意外でした。
ややマイナーなテーマ(特老厚の障害者、長期加入、第3種の特例)ではありましたが、
基本を押さえていれば、4~5点取れた方も多かったのではないでしょうか?
合格者の微調整を図ったとしか思えません。

それと、救済はされなかったけれども難しかった労災、国年。
特に労災は難問でしたので、ここで涙を飲んだという方も多かったことでしょう。
考えてみれば、労災、労一、社一、健保、国年の5科目が難しかった訳ですよね?
全8科目中5つですので、合格率が21点という低調だったのも納得が行きます。
(ただ、あんな問題ださなくても…という感想も持っています。)

次に択一式。
これも難しかったですよね?
正確には、簡単に取れる問題が少なかったという感想です。
試験では、絶対に正解だ!と自信を持ってマーク出来る問題は少なかったと思います。
結果的に正解している問題でも、試験会場ではヒヤヒヤものだったのではないでしょうか?

択一式については、近年標準レベルの問題が続いていました。
択一は実力を問い、選択で振るい落とすという傾向があったのですが、
今年は択一も難しかったですよね?
それだけに合格点も低いと思ったのですが、結果的に合格ラインは45点。
あの問題でこのラインを突破するのは困難だったと考えています。

それと、やはり忘れてならないのが問題のページ数。
昨年から8ページも増えました。
そもそも時間が足らなかったという方も多いのではないでしょうか?
読み返しをせず、一読で答える訓練は今後も必要でしょうね。

といったところが、私の本試験の総括です。

合格率、合格者数の低さを考えると、
例年なら合格出来る実力を持った方も、大勢涙を飲んだことだと思います。
そして、来年に向けての勉強に取り組んでいる方も大勢いらっしゃると思います。

…で、学習方法として絶対に間違わないで頂きたいことが一つ。
それは、難問奇問に手を出さず、基本事項の徹底理解を図って頂きたいということです。

初学者の方に比べて、受験の経験者の方はそれなりの実力を持った方も多いです。
(ヨイショしている訳ではなく、受験生の方々と直接話をしている私の感想です。)
それだけに、難問奇問に手を出しがちなんですね。

社労士試験は基本事項だけでも、理解するもの、覚えるものは膨大にあります。
不合格になられた方は、やはり基本事項に穴があるものです。
難問が出来なかったから不合格ではなく、
基本事項に抜けがあるから不合格になったと考えて、
徹底的に基本に忠実な学習を心掛けて頂きたいと思います。

当たり前のことですが、最初はテキストを読み込む。
その後、過去問等の問題演習を行う。
そして、分からなかったもの、たまたま正解したものがあればテキストに戻って、
また読み返すこと。
これを何度も繰り返すことが大切なんですね。
(この辺りは理屈ではありません。因みに合格した年、私は過去問6年分を11回解きました(^^)v)

あと、先ほども書きましたが、一読で回答する習慣を付けることも大切です。
例年、択一式は時間が足りなかったという声をよくお聞きします。
昨年より8ページも増えた今年は猶更だったのではないでしょうか?
勿論、最初から一読だけで答えるのは難しいでしょう。
最初のうちは読み返しても構いませんので、
試験の数か月前からは、一読で答える練習をするようにして下さい。

「当たり前な学習方法なんか書くなよ!」

そう思われるかも知れませんが、
私もそうでしたし、私の社労士仲間に聞いても、別段特別な学習はしていないんですね。
ある意味合格者程基本に忠実で、スタンダードな学習をしているのではないかと思います。
(マニアックなことは必要ないという意味です。)
ただし、それを徹底的にやって下さいね(これが一番大変なのですが)!

今年悔しい思いをした方が、来年合格されることを信じて、
私の今年の総括とさせていただきます。

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