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事例4:クローン病(40代・男性)

 疾患名  クローン病
 年代・性別  40代・男性
 経過・症状  30年程前、慢性的な下痢や腹痛を自覚しA病院を受診。内服薬や点滴治療を行うも症状は回復せず。B病院に転院し、当初は白血病の疑いがあると言われたものの、その後の諸検査によりクローン病の診断がなされた。それから栄養剤やステロイド治療等も行うも、ずっと下痢や腹痛などに悩まされていた。食事制限も続けていたが、疲れが溜まると症状が悪化し、仕事にも影響が出て何度か退職も余儀なくされた。また、この間も何度か入退院を繰り返している。現在も下痢や腹痛、倦怠感、疲労感、発熱、体重減少、痔などに悩まされている。仕事はデスクワーク中心であり、また、残業免除や、体調に合わせて適時休憩を取ることが認められている等、会社から一定の配慮の元で仕事を続けている。
 請求の過程  この方は、以前ご自身で障害年金の請求をしようとしたことがありましたが、病院から「この程度の(検査)数値であれば、障害年金は難しいでしょう」と言われ、断念したことがありました。今回はより確実に年金請求を行いたいとのことでご相談をいただきましたが、最初にお会いした時は、丁度病院から退院したばかりであり、もうすぐ職場に復帰することも決まっていました。診断書作成依頼をする際には、自覚症状だけでなく日常生活状況や、職場で受けている配慮の内容などを書面に記し、医師への情報提供としました。また、この辺りについては、病歴・就労状況等申立書の中でも詳しく記し、請求に臨みました。
 結果  3級での障害厚生年金の支給決定。
 寸評  年金請求にはタイミングがあり、症状が重い時の方が認定され易いと言えます。そういった意味では、退院し職場復帰する時期というのは、あまりいいタイミングとは言えません(勿論、退院して職場復帰すること自体は、喜ばしいことなのは言うまでもありません)。一方で、「働いているから障害年金は貰えない」そう思われている方は少なくないのではないでしょうか。今回のように、職場において一定の配慮の元で働いているなど、労働に制限がある場合は認定されることがあります。良ければ覚えておいて下さい。
 最後になりますが、「請求の過程」でも触れた通り、この方は一度障害年金の請求を断念されたことがあります。ただ、その当時は入院中であり、また、今よりも症状としては重かったとのことであり、認定される可能性は十分にあったものと思われます。したがって、断念しなくても良かったのではないかと考えています。この辺りの判断は一般の方では難しいところがあると思います。また、医療関係者は医療のプロであり、年金に精通している訳ではありません。断念するのはいつでもできますので、先ずはご相談頂きたいと思います。一緒に可能性を探りましょう!

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