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事例3:統合失調症(30代・女性)

 疾患名  統合失調症
 年代・性別  30代・女性
 経過・症状  職場の人間関係に悩み、頭痛や不眠の症状を感じていた。その職場は退社したのだが、家にいても常に監視されているような錯覚と、誰かの笑い声が聞こえることがあった。かかりつけの内科から精神科の病院を紹介され転院。統合失調症と診断される。幻聴や人から見られている錯覚あり。
 請求の過程  精神科の病院に転院してからは同じ病院に通院していましたが、障害認定日当時の主治医は、既に退職していました。当時の生活状況を聞き取り、書面にして現在の主治医に伝えました。
 結果 3級での障害厚生年金の支給決定(3年の遡り支給あり)。
 寸評  障害認定日請求をする際には、障害認定日から3ヵ月以内を現症日として診断書を書いて貰うのですが、今回の事例のように、その当時とは主治医が変わっているというケースが少なくありません。その場合は、現在の主治医が当時のカルテの内容から診断書を作成することになります。しかし、日常生活状況まで詳細にカルテに書かれているとは限りません。その為、当時の生活状況を伝えることは、非常に大切なことです。
 今回のケースも、診断書作成の際に、当時の生活状況についてまとめた書面を渡していました。その甲斐もあり、診断書にはこちらから伝えた内容がしっかりと反映されていました。
この方のアンケートは、コチラからご確認頂けます。
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