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事例57:反復性うつ病性障害(40代・男性)

 疾患名  うつ病
 年代・性別  40代・男性
 経過・症状  約10年前、働いていた会社の部下からストーカー行為を受け、この頃から人に見られている錯覚を覚えるようになった。その後結婚すると、妻の為に頑張らなければという気負いが強くなり、気分の落込みや不眠等の症状が出現。A病院を受診したところ、統合失調症と診断され、その後すぐに退職。仕事を辞めたことで体調は回復した。通院を中断し、それから4年程は体調も良かったが、その後、信頼できる上司が退職したことで職場環境は一変。会社と部下の板挟みとなり、不眠や不安感等の症状が再燃。中断から約6年後にA病院への通院を再開した。しかし、薬の副作用や主治医への不信感等が重なり、半年程で通院を止めることになった。それから程なくして再就職。しかし、長時間労働や人間関係の悩みから症状が再燃。B心療内科を受診し、うつ病と診断された。その後退職し、仕事から離れたことで徐々に回復していたが、家族の死去をきっかけに症状が悪化。この頃、障害年金の請求を考えて自分で動いていたが、どうすればいいか分からず、不安と焦りだけが大きくなっていった。その後、症状が悪化したことをきっかけに入院を勧められ、C病院に転院することになった。現在は通院しながら自宅療養をしているが、不眠や不安感、倦怠感等が強く、仕事や家事ができないだけでなく、日常生活の当たり前の動作もまともにできない状態である。
 請求の過程  今回はご家族からご相談を頂きました。既に受診状況等証明書(初診日証明の為の書面)と診断書の取得は終わっており、後は病歴・就労状況等申立書(発病から現在までの経緯等を請求者目線で書き記す書面)を書くだけとお聞きしていました。しかし、診断書に書かれた内容は、ご家族からお聞きするご本人様の状態とはかけ離れている(かなり軽く評価されている)というのが正直な感想でした。そこで、ご本人の日常生活状況を詳しく文章にまとめ、B心療内科の主治医に見てもらいましたが、診断書の修正(再評価)には応じて頂けませんでした。ご本人様の実際の状態は2級相当と思われることと、診断書の内容は3級相当である旨を伝えた上でご家族と話合い、転院先のC病院で診断書を新たに書いて貰うことにしました。診断書の作成依頼をする際には、改めて日常生活状況をヒアリングし、文書にして主治医に対する情報提供としました。しかし、今回も若干ではあるものの、軽く評価されている印象を受けました。そこで、先にお渡しした日常生活状況の文書を再度お見せし、内容の修正をして頂きました。
 結果  2級での障害厚生年金の支給決定。
 寸評  今回も既に診断書を取得された状態からご依頼を受けたケースです。結果的にB心療内科及びC病院の両方で診断書を取得し、その両方で内容の修正をお願いしています。両者の違いは、診断書をお願いする段階から詳しく日常生活を伝えていたか否かでした。そして、修正に応じて頂いたのはC病院の医師だけでした。診断書が出来上がり、修正をお願いする段階からご相談を受けることがありますが、今回のB心療内科のように上手くいかないことも少なくありません。また、“経過・症状”でも書きましたが、元々ご自身で動いていましたが、どうすればいいか分からず不安と焦りが強くなり、その後の症状悪化にも繋がってしまいました。私たち社労士にご相談することで、手続きの煩わしさだけでなく、精神的な負担軽減することもできます。少しでも不安に思われる方は、無理をせずお気軽にご相談頂きたいと思います。
この方のアンケートは、コチラからご確認いただけます。
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