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事例56:うつ病(40代・男性)

 疾患名  うつ病
 年代・性別  40代・男性
 経過・症状  社内での人間関係に悩み、さらに過重労働や上司からのパワハラによる大きなストレスの中で働いていた。次第に気分の落込みや不眠に悩まされるようになった。さらに、朝起き上がれない、身体が震えて思うように動かないといった症状が出現したことからA病院を受診、うつ病と診断された。主治医の勧めですぐに休職したが、何とかしなければという焦りが強い一方で、何もできない現状とのギャップで自己嫌悪に陥っていた。症状の悪化に伴い入院したが、一時帰宅中に転倒し、手を骨折してしまった。自分の運の無さに嘆き、さらに症状が悪化し、結局10ヵ月近く入院することになった。それから約半年後、大きな事故に巻き込まれ、B病院に救急搬送された(皮膚移植が必要な程の重症だった)。この間、ずっと休職していたが、会社の規定により退職を余儀なくされた。これを機に症状が悪化してしまった。現在も通院しながら自宅療養を続けているが、不眠や不安感、倦怠感等の症状は続いており、日常生活にも大きな支障が出ている。
 請求の過程  この方から最初にご相談を受けた時点では、体調悪化に伴い数ヵ月通院を中断していました。それからすぐに通院を再開しましたが、主治医からは「(治療を中断していたので)暫く通院しないと(診断書は)書けない」と言われました。それから3ヵ月程通院した後に診断書を書いて頂けることになりましたが、その際には改めて日常生活状況等を詳しくヒアリングし、それを文書にして医師への情報提供としました。しかし、出来上がった診断書を見ると、実際よりも軽めに評価されているのではないかという感想を持ちました。そこで、改めて日常生活状況等を主治医に説明し、診断書の一部を修正して頂きました。
 結果  2級での障害厚生年金の支給決定(3年弱の遡り支給あり)。
 寸評  “請求の過程”でも書いた通り、体調悪化で数ヵ月通院を中断していましたし、通院を再開してすぐに診断書は書いて頂けませんでした。治療を中断していたのですから、暫く通院した後にしか書かないと言われた医師の判断は当然と言えます。現在通院を中断している方や、現在の医療機関からの転院を希望されている方については、この辺りはご留意頂きたいと思います。また、診断書作成依頼に際しては、文書で日常生活状況等の情報提供を行い、出来上がった診断書を確認して、疑問に思う部分は提出する前に医師に確認し、事実に基づいた修正もして頂きました。何も特別なことはしていませんが、やるべきことをしっかりとやったことで、いい結果に繋がったのではないかと思います。
この方のアンケートは、コチラからご確認いただけます。
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