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事例4:前庭神経炎(50代・女性)

 疾患名  前庭神経炎
 年代・性別  50代・女性
 経過・症状  約2年前、夜中に強烈な回転性めまいを自覚。天井が回り、強い吐き気で嘔吐した。心配した家族に連れられて、かかりつけの内科を受診し、直ぐに入院。パニック障害の疑いありと言われたものの、心療内科にてそれは否定された。その後に受診した耳鼻科にてメニエール病の疑いありと診断された。初めてのめまいから約1年半後、またしても強い回転性めまい、吐き気の症状が発生。歩くことも出来ない状態だった。
 現在も日によって波はあるものの、回転性のめまいや吐き気の症状に悩まされている。普通に歩くだけでもよろめいてしまい、立っているだけでもふらついてしまうため、掃除や洗濯といった家事も家族に頼らざるを得ない状態である。
 請求の過程  この方から最初にご相談を頂いた時、症状等をお聞きした感想として、十分に2級の可能性があると思いました(障害基礎年金なので2級までしか認められない)。しかし、親戚等からは「音楽家の人の不正があってから、そういうのは厳しくなっているらしい」とか、「その程度の状態で年金が貰える筈がない」とか言われて不安に思われていたようです。また、診断書をかかりつけの内科(専門の診療科は耳鼻科だが、家から遠い為に通院することが出来ず、かかりつけ医に薬を処方して貰っていた)に書いて貰いましたが、専門医ではない為、診断書には記入漏れ等の不備が沢山ありました。そこで、追記や修正をして貰った上で請求に臨みました。
 結果  2級での障害基礎年金支給決定。
 寸評  今回の案件で問題なのは、全く根拠のない情報で不安を駆られていたことです。この方の場合はそれでも請求をして結果が出ているからいいものの、法的な根拠もない情報で請求を諦めている方は少なくないと思います。障害年金を請求するしないは本人が決めればいいことですが、こういった間違った情報を鵜呑みにして諦めているのであればとても残念なことです。諦めるのはいつでも出来ますので、先ずはご相談頂きたいと思います。
 それと、“請求の過程”を読まれて、「専門医じゃないのに診断書を書いていいの?」と思われた方もいるかも知れませんね。実は障害年金の診断書は、医者であれば誰でも書くことが出来ます(注)ので、専門の診療科の医師が書いたものでなくても普通に審査されます(勿論、可能であれば専門医を受診して、そこの主治医に書いて貰うのがいいのですが、今回の方のように、それが難しいケースもあります)。ただ、気を付けて頂きたいのが、専門医ではない分、診断書に不備がある場合があるということです。今回は提出前に修正や追記をして貰って事なきを得ましたが、一旦提出してしまうと引っ込めようがありません。診断書は書いて貰ったら、必ず確認するようにしましょう。
(注)精神疾患の場合は、精神保健指定医または精神科を標榜する医師でなければ、原則として書くことは出来ません。
●この方のアンケートは、コチラからご確認頂けます。
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