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事例8:咽頭がん(50代・男性)

 疾患名  咽頭がん
 年代・性別  50代・男性
 経過・症状  約4年前、喉の腫れや違和感を感じるようになり、また、食欲が落ちていないのに体重が減少してしまった。咳や喉の腫れは酷くなる一方で、また血痰もあったことから、近所の耳鼻咽喉科を受診、慢性気管支炎と診断された。咳止め薬を処方されたが症状は回復しないばかりか、咳や血痰は多くなっていった。その後、医師から大きな病院で診てもらった方がいいと言われ転院。生検の結果、咽頭がんとの診断がなされ、確定診断から約2ヵ月後(初診日から約10ヵ月後)、咽頭全摘出の手術を行った。手術日以降は全く会話が出来ず、筆談でなければコミュニケーションが取れないが、時間が掛かる上に、細かいニュアンスを伝えることが難しく、イライラしてしまう。また、咀嚼(そしゃく)が全くできないため、食事は直接喉に流し込んでいる状態である(熱いもの、固形物は不可能)。
 請求の過程  この方は初診日から1年6か月以内に咽頭全摘出を行い、その結果として発音に関わる機能を喪失しています。この場合は障害認定日の特例に該当し、咽頭全摘出の手術を行った日が障害認定日となります(障害状態としては2級相当)。一方で、咀嚼機能にも障害がありましたが(こちらも2級相当)、先ほどのような障害認定日の特例のようなルールはありません。なので、通常の障害認定日請求と同じように、①咽頭全摘出手術を受けた当時の診断書②現在の診断書の2枚だけでは、障害認定日2級、現在1級という結果になる可能性がありました。そこで、③初診日から1年6ヵ月経過日当時の診断書も追加し、合計3枚の診断書を提出して障害認定日請求を行いました。
 結果  1級での障害基礎年金支給決定(約4年の遡り支給あり)。
 寸評  私の読みとしては、咽頭全摘出の手術を行った日に2級(言語機能障害)、初診日から1年6ヵ月経過日に併合認定により1級(言語2級+そしゃく2級)、現在も1級といった判断がなされると考えていました。ところが、結果は咽頭全摘出をした日が言語機能だけでなくそしゃく機能の方も障害認定日として認められ、併合認定により1級とされました。前記①②の診断書の状態が変わらないことを確認し、そしゃく機能の方も咽頭全摘出を行った日に症状固定がなされたものと判断されたものと思われます。因みに、診断書には症状固定とは書いてありませんでしたので、この結果には少々驚いています(初診日から1年6か月以内の症状固定は、なかなか認められないのが現実です)。私の読みは外れてしまった訳ですが、診断書を3枚提出するという工夫をしなかったら、障害認定日2級、現在1級という結果になった可能性は高いと考えています。障害年金には様々なケースがありますので、その事案に合った工夫が必要となります。ところが、この辺りの判断は、一般の方には難しいと言えるでしょう。少しでも不安を覚えるのであれば、無理をせずにご相談頂きたいと思います。
この方のアンケートは、コチラからご確認頂けます。
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