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事例32:うつ病(40代・男性)

 疾患名  うつ病
 年代・性別  40代・男性
 経過・症状  約10年前、職場で上司との関係に悩み、次第に不眠や不安の症状に苛まれるようになった。精神科を受診したところ、うつ病と診断され、医師の勧めで約2年間休職した。休職が明け、最初はお試し出勤(出勤するだけで仕事はしない)から始め、徐々に体を慣らしていったが、不眠や不安の症状は続き、復帰から約1年2ヵ月後、再度の休職を余儀なくされた。それからも復帰と休職を繰返し、現在に至っている。現在は3回目の休職から復帰し、お試し出勤の期間も終了し、パソコンの入力業務などの軽作業を行っている。それでも体がきつく、1時間も作業をすると休憩を取らざるを得ない。また、人と会うことに恐怖感や罪悪感を感じて職場にいるのが辛く、仕事を休みがちである。
 請求の過程  今回は休職から復帰し、また、お試し出勤も終わった状態にありましたので、そのことをもって自立と捉えられる可能性がありました。請求にあたっては、いつものように日常生活状況の詳細なヒアリングを行い、これを文書化して診断書作成にあたっての情報提供を(主治医に)行いましたが、この文書には、会社での状況も記していました。また、病歴・就労状況等申立書(以下、申立書)の中でもそのあたりのことを詳細に書いて、請求に臨みました。
 結果  3級での障害厚生年金支給決定(5年の遡り支給あり)。
 寸評  障害年金を請求するには最適なタイミングがあり、この方の場合も休職中の方が(障害年金は)認められやすかったと思われます。ですが、今回のように職場復帰していたとしても、絶対に認められないというものではありません。
 今回の請求にあたっては、別段特別なことはしていません。診断書を書いて頂く際にきちんと情報提供を行い、出来上がった診断書を確認し、修正が必要な個所は医師に修正依頼をしたこと、そして申立書を詳細に書いたことです。ですが、一般の方がご自身で請求した場合は、こういった当たり前のことが出来ていないように感じます。後で後悔しないためにも、やるべきことを1つ1つ丁寧に行う事が重要です。ただ、医師に何を伝えればいいのか、申立書に何を書けばいいのか分からないという方も多いのではないでしょうか。少しでも不安を覚えるのであれば、是非ご相談いただきたいと思います。

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