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事例12:右下腿切断【原疾患は糖尿病】(50代・男性)

 疾患名  右下腿切断(原疾患は糖尿病)
 年代・性別  50代・男性
 経過・症状  約10年前、会社の健診で初めて高血糖の指摘を受け、その後も5年以上連続で指摘を受けるも、何ら症状を感じていなかったことから医療機関は受診しなかった。約2年前の検診でも指摘を受け、しかも、直ぐに治療をしなければならないレベルだと言われた。初めて病院を受診し検査をしたところ、Ⅱ型糖尿病であると診断された。医師からは食事療法と薬物療法、運動に関する指示があったが、その甲斐もあり、その後検査数値は落着いていった。約1年前、ジョギング中に転倒し、アキレス腱を断裂、(アキレス腱の)治療およびリハビリが行われた。この間は運動不足を補うために(糖尿病の)薬の変更が行われたが、検査数値は再度悪化してしまった。その矢先、電気湯たんぽで右足踵をやけどしてしまった。その後もなかなか治らないばかりか状態は悪化、さらに倦怠感や悪寒も覚えるようになった。その後、全く動けない状態になり、大病院に救急搬送されたところ、医師からは切断しないと命に関わると言われ、搬送から1週間後に右下腿切断手術をすることになった。
 請求の過程  受任後、最初に受診した病院に受診状況等証明書(初診日証明のための書面。以下、受証)の作成依頼を行いましたが、受付職員から「年金関係の書類は、当病院では一切の証明はお断りしている」と言って拒否されました。しかし、初診日が証明できないことには障害年金の請求はできません。そのことを説明しても、中々分かって貰えませんでした。「上司に確認する」と言われて一旦奥に引っ込みましたが、戻ってくるとやはり同じ答え。その後現れた上役の方に事情を再度説明し、ようやく分かって貰えました。それから数日後に受証を手にすることができました。
 結果  2級での障害厚生年金の支給決定。
 寸評  初診日の証明は、障害年金請求手続きを進める中で、まず最初に行う重要な行為です。今回は初診日が約2年前であり、カルテは確実に残っているであろうことから、それ程大変ではないと思っていました。ところが“請求の過程”でも書いた通り、作成を拒否されています。最終的に書いて貰えたので良かったのですが、もし、一般の方が同じ対応をされたらどうなっていたのか、そこで諦める方もいるのではないかと思いました。障害年金は制度が複雑で手続きも煩雑です。それ故に役所の窓口や医療機関等から間違ったことを言われることもあります。もし、役所や医療機関から「障害年金は無理だ」とか「こちらで証明はできない」と言われて行き詰ってしまったという方は、諦める前にご相談頂きたいと思います。
この方のアンケートは、コチラからご確認頂けます。
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