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事例16:統合失調感情障害(30代・女性)

 疾患名  統合失調感情障害
 年代・性別  30代・女性
 経過・症状  大学卒業後に就職した会社では、長時間労働に加えて人間関係にも悩まされ、大きなストレスを感じていた。いつも誰かに見られている、悪口を言われているように感じ、気分が落込み、リストカットを繰返すようになった。心配した夫の勧めで初めて精神科を受診、妄想状態であり混乱していると言われた。その後はいくつかの病院を転々とし投薬治療等を行うものの、症状は改善せず。入退院を繰返しながら、今日に至っている。
 現在でも不眠、不安、食欲不振、恐怖、幻覚、幻聴等の症状に苛まれ、日常生活の多くの場面で夫の助けが必要な状態である。
 請求の過程  診断書作成をお願いする前に詳細なヒアリングを行い、日常生活状況について、(書面での)主治医への情報提供を行いました。その甲斐もあって、診断書にはしっかりとご依頼者様の状態が記されていました。しかし、請求日現在の診断書の内容は、2級か3級か、どちらに転んでもおかしくないものでした(軽く書かれた訳ではありません)。色々と話を聞くと、請求日前の2年間に5回もの入院を経験されていることが分かりました。そこで、それぞれの具体的な入院期間やその間のエピソード等を、申立書に書いて請求に臨みました。
 結果  2級での障害厚生年金支給決定(5年の遡り支給あり)。
 寸評  今回の事例も、申立書の内容が決め手になったと考えています。申立書は、診断書に足りない部分や弱い部分を補うことのできる重要なものです。ネット上には、「障害年金は診断書で9割決まるので、申立書は適当でも構わない」といった、いい加減な書込みを見かけることがあります。当たり前のことですが、診断書も申立書も、共に重要な書類です。①主治医に日常生活状況をきちんと伝えた上で正確に診断書を書いて貰う、②出来るだけ詳細かつ分かりやすい申立書を書く、どちらも当たり前のことですが、一般の方がご自分で請求する場合は、出来ていないケースが多いように思われます。後で後悔しない為にも、上記の2つをしっかりと行うようにして下さい。
この方のアンケートは、コチラからご確認頂けます。
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