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事例17:うつ病(30代・女性)

 疾患名  うつ病
 年代・性別  30代・女性
 経過・症状  約15年前、流産による精神的なショックから、気分の落込みが激しくなった。死にたいと考えるようになり、リストカット等を繰返した。数か月後に受診したクリニックにて、うつ病と診断された。その後も自殺未遂を繰り返し、また、いくつかの医療機関を転々としながら現在に至っている。
 現在でも不安や不眠に苦しめられ、家事など、日常生活の多くの場面で家族の見守りや助けが必要な状態である。
 請求の過程  最初にお電話を頂いた時、既に診断書の取得も終わっており、後は病歴・就労状況等申立書(以下、申立書)の作成を残すのみだと聞いていました。しかし、実際にお会いしてみると、初診のクリニックは既に廃院していること、初診日を示す資料等はまだ用意されていないことが分かりました(このまま提出したとしても、初診日不明で“却下”となることは明らかでした)。
 そこから業務を受任し、最初に保健所を通して初診のクリニックの院長とお電話をしたのですが、5年以上前のカルテは既に廃棄されていることが分かりました。それからも2番目、3番目の医療機関、初診のクリニック近くの調剤薬局、流産の手術をした産婦人科等、色々と当たりましたが、当該クリニックでの初診日の記述は見つかりません。また、ご依頼者様にも、診察券や日記等の資料がないかを探して頂きましたが、どこにもありませんでした。最終的には、(一度はそういう記述はないと言っていた筈の)2番目の病院のカルテに、“当院初診の約2週間前に〇〇クリニック初診”との記述が見つかり、これを証明して頂きました。最初に相談の電話を頂いてから、既に半年が経過していました。
 結果  障害2級での障害基礎年金支給決定(5年の遡り支給あり)。
 寸評  今回は初診日の医療機関が廃院しているところからのスタートでした。初診日の証明に半年以上も掛かりましたが、最終的には最高の結果が残せてホッとしていますし、何よりご依頼者様が喜んで下さって本当に良かったです。初診日が相当に古い場合は、廃院していたり、カルテが残っていなかったりして、その証明が困難になることが少なくありません。日頃の相談の中で「相当に昔なので、カルテはもう残っていないと思います」と、簡単に口にされる方がいらっしゃいます。でも、可能性が少しでもあれば、全てを当たる前にそういうことを口にすべきではないと考えます。当たっている内に見えて来る事実もありますし、一つの証拠では難しくても、いくつかの証拠を合せることで、証明として信憑性の高いものが出来てくることもあります。
 諦めるのはいつでも出来ますので、先ずはご相談頂きたいと思います。一緒に可能性を探りましょう!
この方のアンケートは、コチラからご確認頂けます。
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