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事例24:統合失調症(30代・男性)

 疾患名  統合失調症
 年代・性別  30代・男性
 経過・症状  約10年前、資格試験の受験勉強中に、急に自分のことを悪く言っているような気がするようになり、また、世界が悪意に満ちているような嫌な気分になることが多くなった。次第に仕事や勉強も集中できないようになり、精神科を受診。統合失調症と診断された。抗精神薬や眠剤を処方されるも症状は回復せず。その後、いくつかの職を転々とするも、周りから嫌がらせをされているような被害妄想は続き、また、自分は何でもできるといった誇大妄想もあり、職場の同僚や上司とトラブルになり、退職を余儀なくされることもしばしばだった。
 現在も幻聴や幻覚が続いており、また、気分の落込みや倦怠感が酷く、日常生活のあらゆる場面で親の声掛けや助けが必要な状態である。
 請求の過程  現在の診断書を書いてもらったものの、内容を確認すると実際よりも若干ながら軽く評価されている印象がありました。また、そのままでは、2級でも3級でもどちらに転んでもおかしくない内容でもありました(障害基礎年金に3級はないので、2級にならないと不支給となってしまう)。そこで、実態を伝えた上で、可能であれば修正をお願いしたいと(医師に)伝えましたが、医師の評価は全く変わりませんでした。
 結果  2級での障害基礎年金支給決定。
 寸評  今回は、診断書の内容が実態よりも(若干ながら)軽めに書かれていたという案件です。私はブログ等の中でも、出来上がった診断書は確認をし、実態と異なる場合は修正を求めるように伝えて来ました。しかしながら、最終的にそれを判断するのは医師であり、必ずしも修正に応じて貰えるとは限りません。“請求の過程”でも書いた通り、今回、主治医は修正に応じてくれなかった訳ですね。ですが、無事に2級での障害基礎年金が認められています。いい結果がもたらされた大きな要因として、私は病歴・就労状況等申立書(以下、申立書)の存在があるのではないかと考えています。今回のように、2級と3級のどちらに転んでもおかしくない内容の診断書は沢山存在します。そんな時に、申立書をしっかりとかくことで、いい結果がもたらされたというのはこれまで何度も経験しています。インターネット上には、「診断書で9割方決まるので、申立書は適当でも構わない」といった安易な書き込みを見かけることがあります。勿論、申立書よりも診断書の方が重要なことに異論はありませんが、例え1割であっても勘案して貰えるのであれば、やはり手を抜くべきではありません。障害年金を請求するのは、恐らく一生に一度のことだと思います。あとで後悔しない為にも、やるべきことは全て手抜きせずにやるようにしましょう。
この方のアンケートは、コチラからご確認頂けます。
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