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事例48:うつ病(40代・女性)

 疾患名  うつ病
 年代・性別  40代・女性
 経過・症状  約15年前、当時勤めていた会社での多忙さに加え、人間関係にも悩んでいた。さらに、プライベートでは知人からの誹謗中傷や付きまとい行為を受けており、心身共に疲れていた。次第に不眠や不安に悩まされ、朝から起きられない日が増えて行った。同僚の勧めでAクリニックを受診、うつ病と診断された。その後、会社を退職したが、仕事から離れたことで大きなストレスから解放されて症状は改善、通院を止めることができた。資格を取得し、新しい会社への就職することになったが、その矢先にベーチェット病であることが判明。これを機に気分の落込みや不眠、不安感等の症状が再燃し、通院を再開することになった。その後も症状には波があり、体調悪化に伴いB病院での3度の入院を経験。現在もAクリニックへの通院を続けているが、不眠や不安感、気分の落込み、倦怠感、希死念慮等がずっと続いている。何をするのも億劫に感じ、家事や子供の行事への参加もできずに夫や両親を頼ることも多い。人と会うのが嫌で、殆どの時間を家の中で無為に過ごしている。
 請求の過程  いつものように、診断書作成の前に日常生活状況について詳しくヒアリングし、それを書面にまとめた情報を(診断書と共に)医師に渡しました。その結果、ご本人様の状態が適切に反映された内容となっていました。また、病歴・就労状況等申立書(以下、申立書)も丁寧に仕上げて請求に臨みました。
 結果  2級での障害厚生年金の支給決定。
 寸評  今回、別段に特別なことはしていません。①医師に対し、日常生活の詳細な状態を伝え、②出来上がった診断書は提出前に確認し、③申立書を詳細に書いて提出したという、やるべきことをしっかりとやったに過ぎません。ところが、一般の方がご自身で障害年金の請求をする場合には、これらのことが疎かになっている気がします。後で後悔しない為にも、やるべきことをしっかりとやって頂きたいと思います。ですが、医師に何を伝えればいいのか、診断書はどこを確認すればいいのか、申立書には何を書くべきなのか等、よく分からないという方も少なくないと思います。障害年金の請求は一生に一度のことです。少しでも不安を覚える方は、お気軽にご相談下さい。
この方のアンケートは、コチラからご確認頂けます。
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