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事例5:両感音難聴(40代・女性)

 疾患名  両感音難聴
 年代・性別  40代・女性
 経過・症状  23歳の頃、右耳が急に聞こえなくなった。病院を受診し、直ぐに入院となった。ステロイド点滴を受けるも症状は回復せず。医師からも特に治療法はないと言われ、経過観察の為の通院のみ続けたが、後に左耳も聞こえなくなった。入院し、ステロイド点滴を受けたが症状は回復せず。約10年前に6級での身体障害者手帳を取得。その後も症状は悪化し、2年後には4級となった。現在はさらに難聴が進行し、両耳の聴力は100db以上である(身体障害者手帳2級)。
 請求の過程  両耳の聴力が100db以上でしたので、障害等級は1級レベル(障害年金と身体障害者手帳の等級は異なる)であることは当初から分かっていました。問題は初診日が25年以上も前であること。ここの証明が取れるかどうかが今回の案件の最大のキモであり、場合によっては長期戦になること、不服申立て(審査請求・再審査請求)まで戦う可能性があることをご依頼者様にも伝えた上での受任となりました。ところが、予想に反して早々に受診状況等証明書(初診日の証明書)を書いて貰えたことで、受任から約1ヵ月半後には申請に至りました。
 結果  1級での障害基礎年金支給決定。
 寸評  カルテの保存期間は法律で5年と定められていますので、初診日が古いほど残っている可能性は低くなります(保存期間の問題だけでなく、当時の病院が廃院しているといったことも現実にあります)。日頃相談を受ける中で、「初診日がかなり古いので、多分カルテは残っていないと思う」とか、「それに代わる資料も多分ないと思う」といったことを簡単に仰る方がいます。しかし、今回のようなこともあるのです。私が携わった案件には、約30年前に1度だけ受診した時のカルテが残っていた最初は(カルテは)残っていないと言われていたが後日問合せたらあると言われたカルテは無かったけれども約20年前に保険給付金を請求した時の診断書が(その保険会社に)残っていた、なんてこともありました。諦めるのはいつでも出来ますので、とにかく簡単に諦めないことが重要です。
 最後になりますが、今回の案件でとても残念なことがありました。実はこの方は私に依頼をする前に、地元の社労士数人に相談をしていました(この方は熊本県外の方です)。しかし、あまりいい対応をされなかったそうです。恐らく、初診日がかなり古いことで、請求が難しくなると予想されたことが原因でしょう。ところで、近年、障害年金に携わる社労士が増え、障害年金専門を名乗っている人も増えています。そのことは決して悪い事ではありません。問題は取り組む姿勢。初診日が古いから(難しくなりそうだから)敬遠するなんて、専門家として恥ずべき行為です。勿論、そういった社労士は一握りだと信じたいのですが、残念ながら同様の相談は何度かお受けしております。ホームページの見栄えや、料金が安い等といったことだけに囚われないで下さい。どの社労士も初回相談は無料になっている筈です。そこで疑問点を全て訊ねてみて下さい。不安があれば全てぶつけてみて下さい。その上で、親身に対応してくれる、ご自身との相性のいい社労士を探して頂きたいと思います。
この方のアンケートは、コチラからご確認頂けます。
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